「先攻決めから手番終了までの流れ」ですが、基本的に提示いただいた①~④の手順で正しく、慣例的にもこの手順で行われています。
補足をさせていただくと、
引用:
③自分(先攻プレイヤー)は自分の色のダイス1個だけを取り上げ、相手(後攻プレイヤー)の色のダイス1個はボードに残したまま手番終了。
引用:
③でボードに残った双方の色違いのダイスを2個とも取り上げ、手番を終えました。
これらについてですが、「日本バックギャモン協会公式トーナメントルール」では、
引用:
クロックを使用していない場合、1つまたは2つのダイスを持ち上げた瞬間にプレイは完了する。(第4章第1項第6号)
とあり、プレイの完了=手番の終了ですので、どちらの場合でもルール上は特に問題はないと思われます。
クロックを使用しない場合、4つのダイスを使用しますが、どちらのプレイヤーがどのダイスを使うかということについての定めはなく、任意で決めることができます。基本的には①~④の順序で正しいのですが、①の前の段階で不正防止のため、下記の”ダイスミックス”をする場合があります。
「日本バックギャモン協会公式トーナメントルール第4章第1項第3号」にて規定されておりますので、引用させていただきます。
引用:
4.1 ダイスとロール
3. ダイスの選択
試合開始前に、一方のプレイヤーが4個のダイスをシェイクして、試合に使用するダイスを決めることができる。この場合、一度に4個のダイスをボードに投げ出し、対戦相手と交互に1つづつダイスを選ぶ。
このルールは義務ではなく任意で行うことができるもので、ダイスミックスを行う場合、互いに自分のダイスを2つずつ場に出し、どちらかのプレイヤーが4つのダイスをまとめてシェイクしてダイスロールを行います。その後、交互に1つづつダイスを選ぶのですが、この時に自分のダイスと相手のダイスの2つを選んだ場合でもそのままゲームを進行させます。ダイスミックスを行うときは、ふつう、自分と相手のサイコロの2つを使うことになるので、ダイスが色違いの状態でゲームが行われることが多いです。
今回あげていただいた
引用:
相手(先攻プレイヤー)が③でボードに残った双方の色違いのダイスを2個とも取り上げ、手番を終えました。
という例では、おそらくダイスミックスが省略されていたために便宜的にそのようにしたのだと思います。ルール上問題はないのですが、普段はあまり行われません。