日本バックギャモン協会

初めまして、マヴユーユと申します。
Windows用対局時計のプログラムを作っているところなのですが、
シンプルディレイとブロンシュタインディレイの解説が、
サイトによってまちまちで、どう書けばいいのか悩んでいます。

日本やモナコの世界選手権では、ブロンシュタインディレイを使用していますが、
Wikipedia英語版の説明だと、JBLサイトのルールに書いてある方式では
シンプルディレイ扱いになっております。
また、全米ルールだとシンプルディレイを使用しているようです。

そこでお聞きしたいのは、シンプルディレイとブロンシュタインディレイは、
どこがどう違うのか、教えていただけますでしょうか、よろしくお願い致します。

クロックによって１）か２）かどちらかの設定しかできないことがままあります。
これがもしかしたらシンプルディレイととブロンシュタインディレイの違いかもしれません。

１）グローバルタイマーが最初に動いて、ムーブ後に12秒足される。（12秒以下でムーブした場合は、つかった時間だけ足される）
２）最初の12秒はグローバルタイマーが動かず、13秒目からグローバルタイマーが動く

ほとんど差はないのですが、最後の最後に差が出ます。
１）の場合だと、グローバルタイマーが残り1秒だと1秒でムーブしないと切れ負けになります。
２）の場合だとグローバルタイマーが1秒でも、12秒以内にムーブしていれば切れることはありません。（グローバルタイマーが
動かないので）
２）のほうがバックギャモンにとってはよいクロックと思います。１）で残り1秒というのは実質切れ負けとなんら変わりませんので、
非合理的なのです。要は、最後の数秒を使いきることができないわけです。
ですので、大会だとグローバルタイマーが5分と決められていて、１）の設定しかできないクロックなら、5分12秒にしたりします。

どっちがどっちかはわかりません。

上記は私の憶測なので、全く的外れかもしれません。
また、海外の掲示板に投稿すればより詳しく教えてもらえるかもしれません。たぶんどちらのルールもチェスから
できたものだと思うので、チェスプレイヤーが多い掲示板ならわかる可能性は高いでしょう。
http://www.bgonline.org/forums/

ちなみに、モナコも日本もアメリカも同じルールを採用しています。グローバルタイマーや保証時間の長さに差はありますが。

基本は２）のクロックです。ごくまれに１）しか使えないクロックがあって、その時はしょうがないのでその
クロックでやりますが。

返信していただきましてありがとうございます。
了解しました、チェスに詳しい人に聞いてみるか、
チェスクロックメーカーをあちこち覗いてみますね。
出来上がったらBBSに書くかもしれません。

それでは、失礼致します。

今回海外の大会に参加して、ムーブ後に１２秒足されるクロックを初めて使いました。上記のように試合終盤でどうなるか私も疑問に思いましたが、「グローバルタイマーが残り１秒（１２秒以下）」という事態は発生しません。ムーブ後に１２秒足されるので、手番時のグローバルタイマーは必ず１２秒以上あります。

試合中にディレクターを呼んで、落ちるときの状況を説明してもらって気づきました。

なるほど、しかし１）で5分の設定なら２）なら5分12秒にしないといけない気がします。

たとえば、1手目で4分59秒使うとします。１）、２）ともにグローバルタイマーは両者とも5分のままとしましょう。

１）のクロックなら、最初の12秒は減らないので、4分47秒減って残り13秒になります。
２）のクロックなら、最後1秒までなるものの、ボタンを押した瞬間に12秒もらえるのでやはり残り13秒になります。

しかし、１）の残り13秒は実質的に25秒考えられます。２）の残り13秒は13秒しか考えられません。

指摘の通りで、ジブラルタルの大会では11ptマッチのグローバルタイマーが22分12秒に初期設定されていました。