王位戦、お疲れ様でした。スタッフの方、特に来住野さんの八面六臂のご活躍には、たいへん感謝いたします。
ところで、気になったのは表彰式で来住野さんが、今回の王位戦の催しが赤字になったと嘆いておられたことです。
メインの32枠が完売したのに赤字になったということがうまく理解できませんが、いままでの大会に比べ参加者が少なかったように感じました。その理由を自分なりに考えたのが、次の点です。
①今回本戦枠が32枠に固定されました。事前予選で枠がずいぶん消化され、当日枠が少なかったように感じました。今回枠が取れないと2日目・3日目が暇になってしまいます。東京の方は1日目に枠が取れないと翌日以降会場においでになりませんでした。旅費と宿泊費がかかる地方からの参加する場合、「2日目・3日目が暇かも」と考え、参加をやめた方もいらっしゃるように聞いています。
②本戦枠が取れなかった場合に参加する2日目・3日目のサイドイベントの魅力が弱かったように感じます。従来のような大きなサイドイベントが難しくとも、名人戦の1枠をプライズにするような企画はありえなかったでしょうか。枠が取れなかった者は、3日目のラストチャンスでもエントリーフィーがかかりました。これも3日目の参加者が少なかった原因に感じます。
➂本戦枠を32枠に固定したのは、本戦でバイがでないような配慮かと思われます。しかし、事前のネットや地方の予選では1/8で通過できたのに、当日枠では1/16でなければ通過できなかったり、エントリーフィーが事前予選より高かったりしたので、いつの予選に参加したか、いつの予選に参加できたかによって、大きな差がついてしまったのではないでしょうか。
今回、オープンと中級戦の垣根をなくす新しい試みをなされたのだと思います。ただ、1プレイヤーとしては、前回のフェスティバルの形式の方がよかったのではないか、という感想を持ちました。いろいろな方の意見が伺いたいです。 寺尾
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