flybirdさんへ
ここで、長々とやり取りをさせていただいてどうもありがとうございます。
また、お互いに顔を付け合せて顔色を見ながら話をしいるわけでなく、文字のみでのやり取りのため、不愉快な思いをさせた部分がありましたら、この場でお借りしてお詫び申し上げます。
私はBotを使いはじめて8年ぐらいになるのです。
使い始めたときは、「最善手が何んであるか」や「このポジションの勝率は何%なんだ」ということは理解できるものの、その他にも色々な数字が出ているのに意味がサッパリわかりませんでした。
その頃は色々なbbsでポジション談義っぽいものが結構あって、そこでのやり取りしてる内容をみると、Botの出している数字を巧みに読みこなし解析している人達が多くいて、その内容に結構関心してました。
それに影響されてBotをもっと使いこなしたいと思い、色々なHPをのぞいたり、解析で試行錯誤をしていたころがありました。
そんな経験があり、flybirdさんへというわけでなく、ここを見ているひとに少しでも役立つ情報が提供できればと思ったのがツバサさんとの会話に割り込んだきっかけです。
今回のスレッドの総まとめ
まず最初に、
53%のDTですが、私も昨日の最後の書き込みをしたあとにすぐに、19通りであがれて相手は次のロールで100%上がれるラストロールポジションであるということに気がつきました。
19通りということはわかってましたが具体的なポジションまで考えようとはしませんでしたけど・・・
ツバサさん、ポジションを載せていただいてどうもありがとう。
で、これがなんでDTになるかは、すでにお分かりだと思います。
あえて説明するならば、このポジションのリダブルパワーが0(相手はすでにキューブを使えない状態)だから、50%を超える勝率の丁半博打みたいなものに参加しているのと同じで、単純にレートが高ければ高いほど得とになります。
この状態ではダブルする側がダブルをしても失うキューブパワーはなく、受ける側も受け取るキューブパワーがないため、CLとCFはまったく同じ値になります。
なので、
ND +0.060 ←CFだけどCLと同じ値。
DT +0.120 ←ダブルするので獲得する期待と失う期待を個々に2倍して引いている。
DP +1.000 ←当然1.000になる。
正しいキューブアクションはDT
となります。
昨日、私はキューブフルの値を近い数字で計算できるといいましたが、もしこのポジションを計算した場合、ポジションを知らずに勝率だけではラストロールポジションだということを判断することができないため、キューブパワーを満額有効な状態で相手に渡したことを想定して計算したはずです。
そうすると必然的にNDという結果を出していたことになります。
半分言い訳ですが、手で計算できる必要があるのはBotの開発者などごく一部で、使う側としてはその数字の要素や要素間の関係を含めた意味を深く理解することが大切だと思います。
と、えらそうに言ってる私自身が、疑問に思っていることや怪しい理解の部分が多いのも事実ですが・・・
次に、
引用:
キューブフルエクイティは、キューブレスエクイティとは異なり、勝率に依存しませんので
の『依存しない』という表現が適切とは思えないのですが、勝率とキューブパワーが関係してますので、勝率だけで求まるものではないという意味であれば、その通りです。
ちなみに、マッチポイントゲームだとマッチ勝率表も必要になってきます。
最後に、
勝率とギャモンの関係についてですが、マネーゲームにおいてキューブは常に生きており(ラストロール時でキューブの効力が消失した瞬間やTooGoodで仮死状態?など例外はありそうですが)、センターキューブ時でもキューブパワーの権利配分(←適当な表現がわからない)が50:50の状態はまれで、キューブパワーはほとんどどちらかに偏ってます。
言い換えるとキューブフルの世界はある意味キューブパワーで歪んだ空間ととらえることができます。
その歪みは、キューブフル期待値の獲得側と失う側のそれぞれ個別の重みとして考えることができるので、マネーゲームにおいて『勝率を落としてもその落とした勝率の2倍以上ギャモン率を上げるならばそのプレイが肯定される。』という言葉は悪くはないのですが、キューブフル期待値がぴったり同じになるというのは私認識の誤りです。
このスレッドはこれで終わりにしましょう。
長々とありがとうございました。