JBL公式トーナメントルールには「上告」についての規程があります。
https://backgammon.or.jp/?page_id=722
ディレクターの裁定に不服だった場合にコミッティに上告ができる制度、言わば二審制について規定されています。
プレイヤーの上告がないにも関わらずコミッティが裁定を下す場合があるという規程はどこにもないことはすでに書きました。
そもそも、一審の判決に当事者が納得して上告しなかったのに二審が判決を下すなんて制度はあり得ません。
ちなみに、運営責任者と執行理事会については、ルール全文において一度も登場しません。
私がいつかトーナメントに出場した時に何らかのトラブルに巻き込まれたとして、そしてディレクターの裁定に不服だった場合、必ず上告することとします。
二審制において上告しないということは、一審の裁定に納得したということになってしまうからです。
また、コミッティが設置されていない場合はルール委員会がコミッティであることを知った、言い換えるとコミッティは必ず存在することを知ったからです。
みなさんも、ディレクターの裁定に不服だった場合は、上告されることをお勧めします。
ただし、上告は「即時にしなければならない」とありますので、その点は注意が必要です。
以下は要望です。
・コミッティのメンバーを公表するべきです。
・ディレクターと運営責任者はコミッティのメンバーに入るべきでないと思います。一審の裁判官が二審の裁判官を兼ねるなんて、二審制の意味がないと思うからです。
・ルール委員会のメンバーは3人ですが、3人のうち誰もその場にいないトーナメントでは、必ずコミッティを設置するべきです。コミッティを設置していない場合は自動的にルール委員会がコミッティになるとのことですが、ルール委員会のメンバー3人が誰もその場にいないと、裁定を下しようがないと思うからです。
・今回、運営責任者や執行理事会、ルール委員会と、様々な決定機関があることを知りました。それらの役割や権限について明記してほしいです。
「必ず上告することとします」と書きましたが、それは現行ルール上そうするしかないと思うからであって、個人的には上告ルールも運営責任者もコミッティも要らないんじゃないかと思います。
ディレクターに権限を持たせておかないと収拾がつかなくなりますし、バックギャモンのトーナメントではスピーディーに進行することが求められるからです。