引用:
それでいいんじゃないですか?
そういう運用を想定していました。引きたい人だけ引けばいいと思います。
なお、何度も書きますがペナルティではありません。
ペナルティを与えるという発想になるからそうなるわけで、ムーブするのに使った時間を引きましょうね、ということです。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、まず、昔のイリーガルムーブへの対処をおさらいしておきます。
昔はイリーガルムーブをすると、その相手は
(1)イリーガルムーブの局面が自分にとって有利なものだと考えたら、イリーガルムーブを訂正せずにそのまま試合を続行
(2)相手にイリーガルムーブを指摘し、正しいプレイをさせて試合続行
のいずれかを選択することができました。
イリーガルムーブにも色々あり、ゲームへの影響が軽微な物から、大逆転につながる物まであり、
例えば、相手の駒と間違えるなどして、自分の駒をオンザバーにおいたまま、ムーブを終了して、相手がそのイリーガルムーブをとがめずに
試合続行を選択されると、必勝場面から必敗場面に変わることがあります。
実際、私はこれにより、大事な試合で勝ったことも負けたこともあります。
このルールの是非はともかく、昔はイリーガルムーブをしたほうは、非常に重い
ペナルティ(相当)が課せられる可能性がありました。
さて、現在のルールではイリーガルムーブを発見したら、正しいムーブに戻すことに決められています。
今回のルールはその時に使った時間の問題で、先に私が述べた実効性の疑問はありますが、
ルールの内容自体は納得できるものです。
但し、このルールにおいては、イリーガルムーブを連発しない限り、イリーガルムーブを悪意を持ってやる人間に対して
あるいは、無意識にやったとしても、イリーガルムーブがそれをした方に有利なムーブだった場合、
相手が指摘しなければ通ってしまい、指摘された場合でもせいぜい数秒の考慮時間が引かれるだけで、
イリーガルムーブをした方に対してのペナルティが前のルールに比べて非常に軽くなっていると思います。
私が、イリーガルムーブで最も悪質で、かつ気づかれにくいと思っているのは、ベアオフにおいてです。
ベアオフって、あまり考慮するところが無く、互いに66ゾロなどを願いながら、慌ただしく行われることが
ままありますが、その状況を利用し2枚上がるところを、3枚上がるイカサマです。
これは、相手のベアオフをしっかりと見ていないと、非常に気づきにくく、かつ、非常に効果的です。
(あと1枚多く上がっていれば勝っていたなんてゲーム、だれでもやまほど経験しているでしょ?)
非常に残念なことですが、私はこのイカサマを今まで2度ほどやられたことがあります。
しかし、現状のルールでは、これを指摘しても、せいぜい、数秒の考慮時間が引かれるのみと私は認識していますが
違いますか?
もし、そうだった場合、個人的には、一発退場のレッドカード、その対戦の即負けのみならず、しばらくの間出場停止させても
よいくらいのイリーガルムーブだと考えていますので、現在のイリーガルムーブへの対処はペナルティを課さないことを
前提に考えられているのでしたら、疑問に感じます。
また、イリーガルムーブは指摘しなければイリーガルムーブになりません。
イリーガルムーブをされる側にとっては、相手がイリーガルムーブをしないか、目を光らせる必要があります。
つまり、現在のルールでは、イリーガルムーブをする側に、甘く、される側には厳しい(言い過ぎかな)という
イリーガルムーブという不正に対して、本末転倒になっていないでしょうか?
イリーガルムーブは無意識な単なる動かし間違いから、上記のような(個人的に一発レッドカードに相当する)悪意を持った
イリーガルムーブまで幅広いものですので、それらをひとくくりにするのは無理があるのではないでしょうか?
また、無意識の単なる動かし間違え(これがほとんどでしょう)のイリーガルムーブであっても、厳しく言えば、不正です。
不正に対してはペナルティ というのが私の基本的な考えのため、
以上より
「ペナルティを与えるという発想になるからそうなるわけで、ムーブするのに使った時間を引きましょうね」
と言う考え方には賛同しかねます。
ではでは