国際ルール(日本語編)


日本バックギャモン協会訳・監修


25.(ダイスの振り直し)

ダイスを振る際、一つのダイスがダイスカップに残ったままもう一つが盤上に着地した場合、盤上のダイスが静止した段階でまたもう一方がカップ内にあれば両方のダイスとも振り直さなければならない。 もう一方のダイスがカップを出るまで、盤上のダイスがまだ動いて(回転して)いた場合これは有効とする。

26.(ダイスカップの位置)

自分がダイスを振る順番がくるまで、ダイスカップは机上に置いて決して机の下に持っていってはいけない。これに反するものに対し運営委員会は厳しい処置にでることができる。

27.(駒の動かし方)

対戦中、駒は片手で動かすこと。

28.(出目とムーブ)

プレーヤーは出た目に従って必ず駒を動かすこと。出た目の片方が動かせる場合、その目を動かすこと。両方でなく片方が動かせるといった場合は大きい方の目を動かすこと。

29. (オートマチックダブル)

オートマチックダブルは不可とする。

30.(ジャコビー、ホーランド)

ジャコビールール、ホーランドルールは不可とする。

31.(セトルメント、示談)

いかなるときもセトルメントしてはならない。これを行った者は即失格、既に取得した受賞権も無効。参加費も返還されない。

32.(ダブリング)

プレーヤーがダブル又はリダブルをする場合、必ず「ダブル」と明言し、正しい数字を上部に提示したダブリングキューブを相手方の盤上に置き相手が「テイク」と受ける旨明言することを確認するまでロールせず待つこと。
ダブルを受けると決めた者は「テイク」と明言すること。うなづき等のジェスチャーによる意思表示は不可とする。キューブが正しい位置に、正しい面を上にしてある旨を確認することはプレーヤー双方の責任である。
キューブをいたずらにもてあそんではいけない。もしキューブを持ち上げたならばそれはキューブを使うことを意味する。

33.(キューブの位置)

各ゲームにおいて最初にダブリングキューブが中央に正しく置かれていたかどうかは、プレーヤー双方の責任である。ゲームの途中でこのキューブの位置及び数値の表示について異議が生じたとしても、現在のキューブの位置及び数値は有効とみなされる。明らかにおかしい場合(例えばキューブが8倍で中央にあった等)は運営委員会がこれを解決するものとする。

34.(ダブリングの有効性)

ダブルを打たれたプレーヤーがこれを受けたり降りたりしたとき、このダブルは有効となる。

35.(長いシェイク、強すぎるロール)

ゲーム途中で、プレーヤーが故意に時間をかけてダイスを振り混ぜたり、ダイスを投げ出したりした場合、プレーヤーは1ポイントのペナルティを課せられる。さらに規律を乱す行動がみられた場合も同様とする。プレーヤーがこのようなペナルティを課せられた場合、これは対戦者に加点される。

36.(ダイスの交換)

対戦中いづれのゲームにおいてもその終了時に新しいダイスの使用を運営委員会に求めることができる。プレシジョンダイスの使用は必須である。
運営委員会は事前の勧告なしに対戦中のいつでもダイスの交換を命じることができる。


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