国際ルール(日本語編)
日本バックギャモン協会訳・監修
- 37.(対戦場所)
- 全ての対戦は指定された場所で行われなければならない。但し、特殊な事情により運営委員会が場所の変更を要請した場合はそれに従う。
- 38.(時間厳守)
- 時間厳守での行動は各プレーヤーの責任である。プレーヤーはトーナメントプログラムに対する確認を怠ってはならない。対戦に遅れたことに対するペナルティに関して、「知らなかった」は全く通用しないものとする。
- 39.(遅刻に対する罰則)
- 対戦遅延に対するペナルティは以下の通りとする。
(1)予定の開始時刻を15分経過の後、各5分に対し1ポイントを失う。これは対戦者のポイントに加算される。
(2)対戦者の遅延によるポイント加算によりポイントがポイントマッチの過半数に達した場合(例、5ポイントマッチで3ポイント)そのプレーヤーは勝者とみなされる。
- 40.(ポイント数)
- 全ての対戦は定められたポイント数に達するまで続けられる。このポイント数をプレーヤー同士で勝手に変更することはできない。(例、15ポイントマッチにもかかわらず17ポイント戦う)両プレーヤーは対戦表にて正しいポイント数を確認する責任がある。
- 41.(ポイント数の過不足)
- 常にこれから始める対戦のポイント数を確認すること。仮に対戦がポイント数を越えている場合、正しいポイント数に最初に到達したプレーヤーが勝者となる。仮に対戦がポイント数未達のまま終了した場合、正しいポイント数に到達するよう可能な限り再開しなければならない。もしも、1人のプレーヤーが不注意又は怠慢で対戦の負けを認めた場合、その相手はポイント数に到達していなくとも自身の新たなる対戦が始まった時点でその勝利は確定する。
- 42.(スコアの記録)
- スコアシートはプレーヤー双方共必ず記入し、各ゲームのたびに照合すること。スコアに関するあらゆる異議はスコアを正しくつけていない方のプレーヤーが紛れもなく不利益を被る。
- 43.(駒の紛失)
- ゲーム中、どちらかのプレーヤーの駒が1個足りないことが判明した場合は、その対戦者はその1個をオンザバーとしてゲームを続けるか又は対戦者の駒を14個として続行するかのいづれかの選択権を持つ。14個の駒のプレーヤーにもギャモン負けバックギャモン負けはあるものとする。
- 44.(スロープレー)
- プレーヤーがその対戦者のプレイが不必要に長いと思われるとき、運営委員会に対し異議を申し立て、判断をゆだねることができることとする。運営委員会から任命された者がその対戦に立ち合い観察の結果プレーヤーが一般に考えて常軌を逸する時間のかけ方をしていると判断された場合、1ポイントのペナルティが課せられる。このペナルティポイントは進行中のゲームとは無関係であり、従ってそのゲームを中断させるものではない。
立会人が必要と判断した場合、さらなるペナルティが何度も同一対戦中に課せられることがある。
上記ペナルティのポイントは対戦相手のスコアに加算され、課された当プレーヤーのスコアから減点するものではない。プレイが遅い者は運営委員会の自由裁量により今後のプレイについてもペナルティを課す可能性があるとする。
- 45.(ヒット)
- 駒をヒットしたプレーヤーはその駒を盤上から取り除きバーの上に乗せなければならない。単にその駒にコチンとあてたりヒットした素振りを見せるだけでは不十分である。ヒットされた駒はバーの上に乗るもので、手に持っていてはいけない。もしこれが行われた場合、相手方は運営委員会の裁定を申請する権利がある。
- 46.(クローズアウト)
- 以下の状況でのダブル及びリダブルは有効である。
プレーヤーがオンザバーに駒があり、その相手の振り番が来たとき(当然、クローズアウトされているのでお休みではあっても)ダブル、リダブルは行われる。
- 47.(離席)
- プレーヤーがトーナメント会場を一時的に離れる場合、運営委員にその旨、声をかけること。断わりなく会場を離れ、次の対戦相手が対戦可能となり、対戦時間となった場合、15分経過後はペナルティの対象となる。(ルール39参照)
- 48.(公用語)
- (海外においては)公用語は英語。(現地の公用語)プレーヤー及び参戦者が進行中の対戦において他言語で話すことは禁じられている。
*日本国内においては、公用語は日本語とする。但し、日本語を母国語としないプレーヤー及びその対戦者は英語を使用してもよい。
- 49.(外国製品の排除)
- どちらのプレーヤーも対戦者が国外にて制作された物を机上に持ち出した場合、それを排除させる権利を有するものとする。
- 50.(イヤーフォンの使用禁止)
- どちらのプレーヤーもヘッドフォンステレオ等の使用中止を相手に要求する権利を有するものとする。
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