バックギャモンで遊ぶのに必要な道具

バックギャモンは、盤面に配置したコマをサイコロの出目に従って動かすボードゲームです。
ネット対戦を楽しんでいる方も、実際のボードを使って遊ぶと一味違う体験ができます。
そこで今回は、リアルでバックギャモンをプレイするために必要な道具と、その選び方のポイントをわかりやすく紹介します。

バックギャモンボード

バックギャモンには専用のボードが必要です。
サイズや素材、デザインは多種多様ですが、基本的にはどれを選んでもプレイできます。
初心者のうちは扱いやすさを優先すると良いでしょう。

バックギャモンボードのセットには、以下の道具が含まれていることが多いのですが、セットによってはダブリングキューブやダイスカップが含まれていないものもあります。

  • ボード本体
  • チェッカー30枚(各色15枚、計30枚)
  • ダイス
  • ダイスカップ2個
  • ダブリングキューブ

サイズの違い

  • トーナメントサイズ(21インチ):大会で使用される大きめサイズ。コマやダイスを動かしやすいですが、持ち運びにやや不便。
  • Lサイズ:標準的な大きさで、安定感と携帯性のバランスが良い。
  • Mサイズ:やや小ぶり。自宅用や気軽な対局に便利。初心者が最初に持つボードとして人気。
  • トラベルサイズ:さらに小さく、折りたたみ式や巻物タイプなど様々。旅行先や外出先で遊ぶ際に便利。

素材と特徴

  • 木製:風合いが良く、高級感あり。やや重量が出る。
  • フェルト生地:ダイスが転がりやすく音が静か。初心者にも扱いやすい。
  • 合成皮革:見た目と耐久性のバランスが良い。汚れにくく手入れが簡単。
  • 金属や特殊素材:デザイン重視の高級モデルも。

初心者向けの選び方

  • 最初はMサイズかLサイズが無難
  • 素材は合成皮革やフェルトが扱いやすい
  • 折りたたみ式で収納スペースを取りにくいものがおすすめ

主なブランド

  • Philos(フィロス):コストパフォーマンスに優れた入門ボードが豊富
  • 京すごろく:日本メーカー。木製やトラベル用ボードなど様々
  • KatGammon:質の高い中~上級者向けセット

ダイス

バックギャモンには2個のダイスが必要です。
運と戦略を絡めるための重要な道具なので、精度が高いものだとゲームの公正性が高まります。

なお、公式な大会などでプレイする際には「プレシジョンダイス」という特別なダイスの使用が求められることがあります。 「プレシジョン」は「精密な」という意味を持っています。「プレシジョンダイス」はその名の通り、出目の偏りを極限まで抑えた「精密なダイス」を指し、一般的なダイスとは異なり、面や角が非常に精巧に作られています。

  • 通常ダイス:一般的なプラスチック製。手頃だが出目に若干の偏りがある可能性あり。
  • プレシジョンダイス(精密ダイス):各面のバランスが正確に作られ、偏りが少ない。大会ではこちらが推奨。

サイズ

  • 12~14mm程度が目安。14mmは見やすく振りやすい

ダイスカップ

ダイスを振るためのカップです。
イカサマ防止や安定した振りができるため、多くのプレイヤーが使用しています。

  • リップ付き:内側に突起があり、ダイスがよく混ざる。大会ではリップ付き推奨
  • リップなし:カジュアルプレイ向け。振り方に慣れが必要

素材

  • 合皮・本革:高級感があり手に馴染む
  • 木製:温かみがあるがやや重い

ダブリングキューブ

バックギャモン独自の”倍数提案”に使うキューブ。
面に”2,4,8,16,32,64″の数字が振ってあり、点数を倍にする際に相手に提示します。

  • 初心者は最初はなくてもOK
  • 慣れてきたら導入するとゲームの駆け引きがより奥深くなる

スコアボード

ポイントマッチ(〇点先取)などで現在の得点を管理するためのツールです。

  • 手書き式:紙に記録するだけでもOK
  • フリップ式:カードをめくって点数を表示する専用ボード
  • アプリ式:スマホやタブレットを使う方法

バッフルボックス

サイコロを上から落として、内部の仕切りでしっかり転がす装置。
ダイスカップよりも振り方のブレが少なく、公平性が高いとされています。

チェスクロック

持ち時間を管理するための時計。
大会などでは1手ごとに12秒のディレイが付く方式が主流です。
初心者同士は必須ではありませんが、公式戦を目指すなら慣れておくと安心です。

購入方法のポイント

日本バックギャモン協会の公式オンラインショップ「JBSバックギャモンSHOP」では、国内外の定番アイテムが手に入ります。品質と品揃えが充実しているため、初心者の方はまずここをチェックしてみると安心です。

初心者向けチェックリスト

アイテム必須度初心者向けおすすめ
ボード★★★MまたはLサイズ
ダイス★★★14mm精密ダイス
ダイスカップ★★☆リップ付き合成皮革製
ダブリングキューブ★☆☆後から導入してもOK
スコアボード★★☆手書きやフリップ式
バッフルボックス★☆☆興味があれば試してみよう
チェスクロック★☆☆大会に出るなら検討

バックギャモンをリアルで遊ぶためには、ボードやダイスなど道具の準備が不可欠です。
初心者の方はまず扱いやすいサイズや素材を選び、ステップアップに応じて高品質アイテムを揃えていくと良いでしょう。
協会公式ショップなら、信頼できる品がひと通り手に入るのでおすすめです。
道具にこだわることでバックギャモンの奥深さも倍増します。
ぜひお気に入りを見つけて、より充実したバックギャモンライフをお楽しみください。