聖徳学園小学校にてバックギャモンの特別授業を行いました
2023年2月26日

 寒さが少し和らいだ2月下旬、東京都武蔵野市の聖徳学園小学校にて、望月、横田、横瀬の3人がバックギャモンの特別授業を担当し、4年生の生徒30人にバックギャモンの面白さを伝えてきました。今回の授業は昨年に続いて2回目となります。

 聖徳学園小学校では「知能訓練」と呼ばれるパズルやゲーム等の遊びを通した授業を1年生から4年生まで毎週1回ずつ行っています。これは、考える力を養うのに一番効果的な時期が幼少期の10歳までという知能教育理論に基づいているそうです。その知能訓練の中で従来からバックギャモンが使われていたこともあって、昨年インストラクターによる特別授業が実現しました。その後、学園からバックギャモンボードを10数台購入いただき、生徒たちが継続的に楽しめる体制を整えていただきました。担任の砂廣先生が事前に遊び方を教えてくれており、生徒30人は全員、(初期配置や回り順が覚束ない人もいるものの)ルールを説明することなく遊び始めることができるようになっていました。

 今回の授業では、冒頭でバックギャモンの歴史や文化についてスライドで説明した後、望月と横田がそれぞれ、ペアになった生徒全員と二面指しで順番に対局しました。対局を待つ間は、生徒同士で対戦してもらいました。ほとんどがルールを覚えたての初心者でしたが、中には相手を待つ間にじっくりと考えを巡らせている生徒や戦略性をきちんと理解している生徒もいました。最終的に、望月からは2組のペアが、横田からは1組のペアが勝利を上げることができ、まわりから拍手喝采を浴びていました。惜しくも負けてしまった生徒も、世界トップクラスのプレイヤーから直接教えを受けることができたことは貴重な経験になったことでしょう。世界選手権優勝の大きなトロフィーを見て生徒たちの目が輝いていたのも印象的でした。

 この特別授業を通じて、生徒たちはバックギャモンの魅力を改めて知ることができたのではないでしょうか。協会としても「公教育ツールとしての普及を進める」というビジョンを実現できる機会を増やせるよう今後も尽力してまいります。最後に、特別授業の実施にご協力いただいた聖徳学園小学校の先生方に改めて御礼申し上げます。


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