Monthly Archives: 4月 2023

小学生教室 第3回「サイコロを科学しよう」開催レポート(2023年4月)
2023年4月27日

 子どもたちの好奇心を育てるバックギャモン小学生教室、第3回の授業のテーマは「サイコロを科学しよう」でした。パート1は「サイコロはいつどこで生まれた?」「サイコロが使われた有名なセリフ『サイは○○○○○』とは何?」といったクイズからスタート。「ツタンカーメンの墓から象牙のサイコロが見つかった」「昔の天皇もサイコロで遊んでいた」などのウンチクを付け加えながら進めていきます。

  • パート1: サイコロクイズ
  • パート2: サイコロの秘密
  • パート3: サイコロの秘密をゲームで体感してみよう

 パート2では「サイコロの秘密」を紹介し、それが本当かどうか、たくさんのサイコロを使って調べていきました。「表と裏の数字を足すと6」というのはよく知られていますが、サイコロに「オスとメスがある」のはご存知でしたか?

「サイコロにはオスとメスがある」(授業スライドより)

「1・2・3を正面に向かせて反時計回りになるのがメスで、時計回りになるのがオス」でほとんどが「メス」らしいのですが、実際に調べてみると(百円ショップのサイコロが多かったのが原因なのか)、用意した50個のサイコロのうち「約6割がオス」でした。意外な結果に私もビックリでした。やってみないと分からないものですねぇ。

たくさん用意したサイコロをひとつずつ調べていく

 それぞれの面が出る確率が均等になっているか、プレシジョンダイスとおもちゃのサイコロを比較してみる実験では、最後に大学レベルの統計学の手法を使ってイカサマかどうかを検証しました。ほかにも、自作のプログラミングを披露したりしながら、サイコロにまつわるさまざまな面白エピソードを紹介できたと思います。サイコロは確率・期待値思考を身につけるための重要なツールになるので、今後の学びのきっかけにしてもらえれば嬉しいです。

実験の結果をホワイトボードに書いていく

 小学生教室では、単にゲームを遊ぶだけでなく、「運とは何か考えてみよう」「自分で考えた新しいルールで遊んでみよう」「海外の小学生と対戦してみよう」といったバックギャモンを利用したさまざまなカリキュラムをインタラクティブな体験学習で提示することで、子どもたちの好奇心を育てる創造教室を目指します。

【お申込み・お問い合わせ】
事前申し込みが必要です。下記フォームからお申し込みください。
http://classroom-entry-form.backgammon.or.jp

ご質問等ございましたら、担当の横瀬宛にお気軽にお問い合わせください。
support@backgammon.or.jp(担当:横瀬)

横瀬 明仁

一ツ葉高等学校 立川キャンパスで、二度目のバックギャモン初中級検定
2023年4月25日

 初春といえど少しヒンヤリする3月上旬。一ツ葉高等学校の立川キャンパスで「バックギャモン初中級検定」が実施されました。一ツ葉高校でのバックギャモン検定の実施はこれで二度目となります。

 通信制の一ツ葉高校は全日制高校と比較して時間的余裕があるということで、さまざまな活動がおこなわれています。橋本先生が顧問をしている立川キャンパスのボードゲーム部では、キャンパス内でのゲーム大会だけでなく、愛媛大学バックギャモンサークルとの親善試合や武蔵野大学ボードゲームサークルとの親善試合(バックギャモン・スペード)を開催するなど、チャレンジングな活動を盛んにしています。

 そしてそのボードゲーム部にバックギャモンができる生徒が複数在籍しているということで、2020年の秋以来、2年半ぶりにバックギャモン初中級検定を実施することになりました。

 今回の参加者は前回を上回る5名。前回よりも難しめの内容でしたが、それぞれのさらなる実力アップやモチベーションアップに繋げてもらえれば嬉しい限りです。前回同様にアンケートを採っていただきましたので、以下に掲載します。

── Q1.初中級検定を受けてみた感想はいかがでしたか?
生徒A「難しかったです。今回は合格点ギリギリだったので、また挑戦したいです。」
生徒B「初めて検定を受けて、自分がよくする打ち方が載っていたので自分の打ち方は間違っていなかったんだと安心しました。」

── Q2.バックギャモンのどこに面白さを感じますか?
生徒A「一人一人違う戦略ができるところです。自分とは違う戦い方を見つけるのが結構好きです。」
生徒B「攻めてばかりでは守れなかったり、守ってばかりでは攻められなかったりと、頭脳による攻防戦に魅力を感じます。」

── Q3.バックギャモン大会への参加や他の学校との対抗戦に興味がありますか?
生徒A「あります! 自分よりも強い人から戦略を学びたいです。」
生徒B「いろいろな年齢や職業の人とバックギャモンをしてみたいです。」

 橋本先生は「英語検定や数学検定などの学力検定ももちろん大切だが、バックギャモン検定や世界遺産検定も話術次第では面接でアピールポイントにできる」と言います。日本バックギャモン協会でも公教育ツールとしてのバックギャモンの普及を進めています。リスク対応力や GRIT などの21世紀を生き抜く力を身につけられる「知的マインドスポーツとしてのバックギャモン」をもっと盛り上げていきたいと考えております。

 日本バックギャモン協会は、今後も未来のプレイヤーを応援していきます。検定実施希望の高等学校や中等学校がありましたら、当協会までご相談ください。

お問い合わせ先
support@backgammon.or.jp

Switchのソフトバックギャモン Proが4/27に発売開始!
2023年4月24日


Switchのソフト、バックギャモンProが4/27(木)に新発売になります! 日本バックギャモン協会の会員が開発しているため、公式ルールに準拠し、操作性もよく非常に遊びやすいソフトです。望月代表理事と来住野理事も遊ばせて頂きました。バックギャモンフェスティバルではブースも出ますので、そちらでも遊んでみてください。
動かしやすいのでハマってしまって何度もやりたくなりました!

公式サイトへのリンク (発売は2023年4月27日からです)
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000056803.html

~以下公式サイトより転載~
機械学習AIと棋譜解析、正確なルールに基づく本格バックギャモンが登場!
オンライン対戦にも対応!
<特徴>
●軽快な動作
駒の移動演出選択方法をスピーディーして試合を実現。

●正確なルールに沿った動作
このソフトは、バックギャモンの公式なルールを遵守しています。

●配信向けの機能
動画配信向けに、カーソル表示機能を実装。

●高速でありながら、確かな打ち筋
このソフトはAIによる機械学習を用いて、実戦的な思考エンジンを実装しました。

初心者も上級者も楽しめるソフトです!

<ゲームモード>

●オフラインマッチ
CPU対戦。Nintendo Switch™ 1台でのオフライン対戦。オプションルールを自由に設定できます。

●オンラインマッチ
・フリーマッチ (レーティング変動なし)
・レーティングマッチ (レーティング変動あり)
・パスワードマッチ (レーティング変動なし)
※オンライン対戦は自動的にマッチングです。5pキューブありと、1pマッチが選択できます。

●チュートリアル
基本的なルールを、動く図解と文章で説明します。ゲームプレイ中も呼び出すことができます。

●棋譜解析
棋譜をAIを用いて解析します。

●クロック&スコアボード
本物のバックギャモンを遊ぶときに使用できる、クロックとスコアボードです。

世界チーム選手権 日本代表選抜のお知らせ
2023年4月13日

日本バックギャモン協会は2021年より世界バックギャモン連盟(WBGF)に所属し、同連盟主催の世界チーム選手権に日本代表選手を派遣しております。
2022年にイタリアのベニスで開催された大会には望月、景山、片上、横田、水谷、田中、滝沢の7名が参加し、見事準優勝となりました。
日本代表(2022)のページ:https://backgammon.or.jp/?page_id=65688

次回のチーム戦は2023年8月21日~23日に北マケドニアの首都Skopje(スコピエ)にて開催されます。また、24日~27日には個人戦が開催されます。
チーム戦は4人チームでグループ予選を戦い、予選を通過した8チームが決勝トーナメント(KO方式)で優勝を争う方式になります。

Website: https://wbgf.info/2022/10/29/4th-skopje-open-announced-21-27-aug-2023/
ルール:https://www.wbfturkey.com/doc/2023_Teams_Regulations.pdf

このチーム戦に参加する日本代表ですが、今年から下記のように選抜することとなりました。

1) 日本代表選考時のタイトルホルダー全員に参加を依頼する
2) 1)で不足する分を日本代表選抜予選を行い、決定する。

現在のところ、現タイトルホルダーで参加が確定しているのは望月盤聖のみで、他は辞退、あるいは5月中旬まで未定となっております。

そこで、下記の通り日本代表選抜予選を行い、3人を選抜します。

・募集期間
2023/4/30まで

・形式
総当たりのリーグ方式
7ポイントマッチ3セット、勝敗とeXtreme Gammon 2のPR勝敗で計6ポイントを争う。PRの算出方法はUBCの設定とする。(1st passがXG++)
参加者が9名以上の場合は2セット 

・参加費
10,000円
創設会員やGMの割引はありません
参加費はこのリーグ戦の運営費と、チームメンバーの経費に充てられます

・参加資格
JBS正会員であること
Backgammon Galaxy(ブラウザ版)のアカウントがあること

・選抜方法
リーグ戦のポイント数上位3名が参加権を獲得、ポイント数が並んだ場合は平均PRの低いプレイヤーが参加権を得る

全てJBSレーティング戦となります。
基本的にGalaxyのCasual設定でプレイしますが、両者の合意があればheroesやリアルでの対戦は可能です。リアルの場合はJBS主催例会でプレイし、かつ録画したものをウェブにアップロードする必要があります。

お申し込み、ご質問は下記掲示板でお願いします。
日本代表申し込み掲示板

また、本大会に関して日本バックギャモン協会からは下記の支援策を行います。
1)ユニフォームの支給 8万円程度
2)棋譜取りスタッフ(Mate) による全棋譜取り* 11p(21ユーロ)×4人×9試合=10万円程度
3)公式ウエブでの記録、YouTubeでの配信、SNSでの広報
*Mateによる棋譜取りはカメラのセットもすべて込みなので、手ぶらで大丈夫です。

新鋭戦開催のお知らせ
2023年4月8日

25歳以下のプレイヤー限定のタイトル、「新鋭戦」、今年も開催します!

若手の登竜門である新鋭戦。25歳以下の若手プレイヤーしか出られないフレッシュな大会です。方式は2回の予選+決勝にて行います。予選はオンラインとライブで1回ずつ開催し、優勝者をそれぞれ選出します。勝者になった2人はバックギャモンフェスティバル開催期間中に会場で15ポイントマッチの最終決勝戦を行います。 

総合優勝賞品:2024年度日本選手権に招待
       フェスティバル参加のための交通費実費3万円まで
準優勝賞品 :フェスティバル参加のための交通費実費3万円まで

☆新鋭戦ルール等詳細
第1回予選 (オンライン)
日時:2023年4月22日(土) 13:00~18:00
参加資格:2023年5月5日の時点で25歳以下(誕生日の前日24時に年齢を重ねると定義)*1
場所:Discord(チャットアプリ)
ゲームサーバー:Backgammon Galaxy
方式:7ポイントマッチのスイス式5回戦。持ち時間Normal設定。勝ち越し数の最も多いプレイヤーが優勝者となる。

第2回予選 (ライブ)
日時:2023年4月29日(土) 13:00~18:30 (12:30開場)
場所:赤坂クイーンルーム
東京都港区赤坂3-10-5 クイーンビル4F 
方式:5ポイントマッチのスイス式5回戦。持ち時間10分+保証時間12秒。勝ち越し数の最も多いプレイヤーが優勝者となる。
参加資格:2023年5月5日の時点で25歳以下(誕生日の前日24時に年齢を重ねると定義)*1

(4/17追記: 両予選とも、同率者が出た場合の判定にソロコフ、SBは使用しません。プレーオフを行います)

参加費:
〇日本バックギャモン協会のU25会員、U15会員は無料
*U25会員は3,000円、U15会員は1,500円で入会できます。
JBSニュースが毎月届き、タイトル戦参加も可能になるなどの特典がございます。入会はこちら

〇ゲスト(非会員)の方は下記の値段です。
第1回ライブ予選 3,000円(高校生以下1,500円)
第2回オンライン予選3,000円(高校生以下1,500円)*2
*1 上位者は身分証による年齢確認を行います。
*2 第1回予選で優勝すると第2回予選には参加できません。返金します。
*3 予選に優勝し決勝進出した方はU25、またはU15に入会して頂く必要がございます。

決勝戦
5月3日~5日に開催されるバックギャモンフェスティバル内で行う。
試合は15ポイントマッチ。開始日時は未定(予選終了後、決勝進出者同士と解説陣で相談します。) 終盤から大盤での解説、配信を行う。
※予選・決勝ともに、JBS会員同士の対戦はJBSレーティング戦扱いとなります。

参加申し込み
こちらのフォームからお申し込みください。(28日23:50締め切り)
オンライン予選参加の方は事前支払いが必要です。

◎第2回予選はチャットアプリ”Discord”で運営し、ゲームサーバーはBackgammon Galaxyを使用します。Discordは下記からどうぞ。https://discord.gg/wFKAafuUqt

お問い合わせ
support@backgammon.or.jp

昨年は2回の予選にのべ24人が参加し、予選優勝の松浦崚さんと芝野龍之介さんが決勝を戦い、芝野さんが優勝しました!
配信URLはこちらです。https://www.youtube.com/live/C6X54Ivl0Yo?feature=share&t=1234

Backgammon Giantsが発表され、1位の望月正行氏を含め、5名の日本人がトップ32入りを果たしました
2023年4月8日

Backgammon Giantsが発表され、1位の望月正行氏をはじめ、5名の日本人がトップ32入りを果たしました。
http://www.flintbg.org/giants.html

Backgammon Giantsは世界で最も権威のあるランキングです。世界のチャンピオンシップクラスのバックギャモンプレイヤーと、トーナメントディレクターの投票により、プレイヤーがランキングされます。投票は各プレイヤーのバックギャモンへの積極的な関与・貢献と過去2年間のパフォーマンスを考慮して行われます。(今回はコロナがあったため、例外的に3年間)

170人の投票により32人のプレイヤーがランキングされ、下記5名の日本人がトップ32位を果たしました。これは過去最高人数になります。

 1位 望月正行
 3位 景山充人
 8位 上田英明
15位 矢澤亜希子
25位 横田一稀

ランクインしたプレイヤーの皆様、誠におめでとうございます。

日本バックギャモン協会では、若手プレイヤーの育成と強化を引き続き重視して参りたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

3/11(土) 埼玉例会[活動報告]
2023年4月4日

春特有の日中と朝晩の寒暖差。
自動車のガラスが曇って見えるほどの大量なスギ花粉。
2023年の3月はアメリカ大リーグの選手達が東京ドームで熱戦を繰り広げているWBCの真っ最中の11日に行なわれました。

先月からモナコトーナメントもやっているので、今月は15時開始です。
和室の準備は会議室と違い、やることがいっぱい。
押し入れからテーブルを出したり、座布団を並べたり。
15時に集まったのは全部で5人。
広い日本間に吹く風は爽やかで、いつもの例会とは趣を異にしています。
長丁場だからと集まったオヤツもいっぱい。
おしぼりも有ってポテチの油も安心です。

そんな中、タイトルマッチは川上タマオーが髙橋さんの挑戦を払い除け、2度目の防衛を果たしました。

決勝トーナメントも行なわれて髙橋さんが挑戦権を獲得。来月も川上タマオーに挑戦です。

ブリッツ予選は新しく3枠組まれました。
持ち越しと合わせて3枠が終了して、深澤さんと乙部(2)が決勝トーナメント参加券をゲットしました。

総勢13名の参加でも、モナコトーナメントやリーグ戦などの各種ポイントマッチが沢山でラウンドロビンのゲームで遊んだのは11名。
最多ゲームは13ゲーム。
上位の結果は

1位 板持 9-4 +16
2位 岡谷 4-0 +15
3位 西村 8-4 +3
4位 星屋 2-1 +3
5位 滝沢 7-6 +2
6位 乙部 3-2 +1
7位 房松 2-3 ±0

今回の景品はさくらやイチゴのお茶と各種風味のチーズ鱈。

原状復帰のお片付けも順調に6人が餃子酒家香港亭へ。

モナコトーナメントも次回が最後です。
来月も15時から始めます。
会場は第二和室です。
トーナメント表だけで無くオヤツも沢山持ち越しされています。
お腹を空かせての参加もOKです。

新型コロナウイルス感染に対する対策も当初よりだいぶ緩和されてきましたが、県からの要請で施設内でのマスクの着用は引き続きご協力をお願いします。

埼玉例会公式HPはこちら

撮影 : 岡谷、深澤
文責 : 乙部(朱)
編集 : 小澤