聖徳学園小学校でのバックギャモン授業レポート(2026年2月)
2026年2月21日

 春の気配が整い始めた2月16日、東京都武蔵野市の聖徳学園小学校にて、通算5回目となるバックギャモン特別授業を開催しました。当日は日本バックギャモン協会代表の望月正行プロをはじめ、計8名のスタッフが4年生の児童たちと盤を囲みました。聖徳学園小学校では50年以上にわたり、論理的思考力や集中力を養う独自の知能訓練を導入されていますが、この伝統あるカリキュラムの中でバックギャモンが重要な役割を担い続けていることを、協会としても大変光栄に感じております。

 今回は、新たに就任された古賀教頭先生のご指導のもと、児童たちは事前に当協会が監修した遊び方ガイドや動画を活用して基本ルールやマナーを身に付けていたため、当日の授業ではルール確認を最小限にとどめることができました。これにより、90分という限られた時間の中で、世界ランキング1位の望月代表から一歩踏み込んだ戦略的エッセンスを伝える貴重な時間を確保することができました。


 当日の授業は、以下の流れで進行しました。

① 導入(7分)
② 初期配置と進行方向(5分)
③ ルールのおさらい(8分)
④ サイコロのふり方・試合のはじめ方(5分)
⑤ 達人から教えてもらおう(15分)
⑥ 講師との対局(50分)

 まず、クイズや歴史の豆知識を交えた導入で場を盛り上げ、続く「初期配置と進行方向」のセクションでは、今や初心者向けの指導時の定番となった二つ折りのインストラクションカードを活用することで昨年以上にスムーズな進行を実現しました。その後、基本となる「7つのルール」をおさらいし、「サイコロのふり方・試合のはじめ方」で実際に手を動かしながら対局への準備を整えました。さらに「達人から教えてもらおう」のセッションでは、戦略的なブロック作りの特訓や、有効な手が打てない時の対策を伝授し、児童たちはトッププレイヤーの視点を吸収しようと真剣な表情で耳を傾けていました。

 授業のメインとなった講師との対局では、直前のセッションで学んだばかりのブロックを作ろうとする姿勢が随所に見られ、その上達の速さには目を見張るものがありました。対局中にスタッフが助言をしようとすると、「自分で考えたいから教えないで」と自立心あふれる頼もしい返答が返ってくる場面もあり、勝利を目指して懸命に知恵を絞る子どもたちの姿には、教育ツールとしてのバックギャモンの可能性が凝縮されていました。運の要素があるからこそ、大人に対しても「勝てるかもしれない」という希望を持って挑み、たとえ劣勢でも来たるべきチャンスを待つレジリエンス(困難な状況に直面しても折れることなくしなやかに立ち直る力)が着実に育まれていることを確信しました。

 今後は、5月5日に開催されるバックギャモンフェスティバルの小学生選手権の案内や、先生方がより円滑に事前指導を行えるような公式テキストの提供などを通じて、校内でのバックギャモン文化をさらに支援していく所存です。授業を支えてくださった聖徳学園小学校の先生方に深く感謝申し上げるとともに、この学び舎から未来の世界チャンピオンが誕生する日を心より楽しみにしています。

 日本バックギャモン協会では、教育機関・企業・各種団体を対象に、出張授業や講演会、講習会を開催しております。ご興味のある方は当協会(support@backgammon.or.jp)までお問い合わせください。


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