小学生教室 第1回「運について考えよう」開催レポート(2023年2月)
2023年3月4日

 いよいよスタートした「バックギャモン小学生教室」。記念すべき第1回は、バックギャモンを面白くする大きな要素である「運」をテーマとして取り上げ、次のように授業を進めました。

パート1: 「運」ってそもそも何だ?
パート2: 「運」についてもっと考えてみよう
パート3: 「運」を体験してみよう
パート4: 「大数の法則」から学ぶ
パート5: 思考トレーニングをしよう
パート6: オリジナルの「運ゲー」を考えてみよう

 今回の見せ場は「偶然は回数が少ないうちは確率通りにならないが、回数が増えれば増えるほど本来それが起こる確率に近づいていく」という「大数の法則」を実感してもらうことでした。そのために一人ひとりに何度もサイコロを振ってもらい、平均が「3.5」に近づいていくかどうか実験をしました。途中、私の自作プログラムに10,000回じゃんけんをさせて、結果が4,900勝から 5,100勝の間にほぼ収まるというのを見てもらう流れだったのですが、みんなプログラミングに興味津々で授業があらぬ方向へ脱線してしまいました(笑)。

先生自作のじゃんけんプログラムに興味津々

 最後はオリジナルの「運ゲー」を考案する時間に充てたのですが、意外と面白いゲームが生まれたのでここで披露させてください。名付けて「協力足し算ベアオフ」です。遊び方としては下の図のようにコマを初期配置し、サイコロを1つずつ持ったペア同士でベアオフ対決をします。

「協力足し算ベアオフ」の初期配置

2つのサイコロの目の合計が「5」だったら「5」ポイントのコマを1つベアオフできるのですが、合計が「6」を超えてしまうとベアオフできません(ゾロ目は無し)。コマを全部上げると勝ちなのですが、面白いのは二人の協力プレイ。1人目が「6」を出したら、2人目がサイコロをぶつけて目を変えることができるのです! これがめちゃくちゃ盛り上がりました。 子どもの発想ってすごいなあと感心しきりでした。次回以降も、生徒と一緒に楽しみながら教室を盛り上げていきたいと思います。

生徒たちと一緒に考えたオリジナルゲームで遊ぶ

 小学生教室では、単にゲームを遊ぶだけでなく、「運とは何か考えてみよう」「自分で考えた新しいルールで遊んでみよう」「海外の小学生と対戦してみよう」といったバックギャモンを利用したさまざまなカリキュラムをインタラクティブな体験学習で提示することで、子どもたちの好奇心を育てる創造教室を目指します。

【お申込み・お問い合わせ】
事前申し込みが必要です。下記フォームからお申し込みください。
http://classroom-entry-form.backgammon.or.jp

ご質問等ございましたら、担当の横瀬宛にお気軽にお問い合わせください。
support@backgammon.or.jp(担当:横瀬)

横瀬 明仁

聖徳学園小学校にてバックギャモンの特別授業を行いました
2023年2月26日

 寒さが少し和らいだ2月下旬、東京都武蔵野市の聖徳学園小学校にて、望月、横田、横瀬の3人がバックギャモンの特別授業を担当し、4年生の児童30人にバックギャモンの面白さを伝えてきました。今回の授業は昨年に続いて2回目となります。

 聖徳学園小学校では「知能訓練」と呼ばれるパズルやゲーム等の遊びを通した授業を1年生から4年生まで毎週1回ずつ行っています。これは、考える力を養うのに一番効果的な時期が幼少期の10歳までという知能教育理論に基づいているそうです。その知能訓練の中で従来からバックギャモンが使われていたこともあって、昨年インストラクターによる特別授業が実現しました。その後、学園からバックギャモンボードを10数台購入いただき、児童たちが継続的に楽しめる体制を整えていただきました。担任の砂廣先生が事前に遊び方を教えてくれており、児童30人は全員、(初期配置や回り順が覚束ない人もいるものの)ルールを説明することなく遊び始めることができるようになっていました。

 今回の授業では、冒頭でバックギャモンの歴史や文化についてスライドで説明した後、望月と横田がそれぞれ、ペアになった児童全員と二面指しで順番に対局しました。対局を待つ間は、児童同士で対戦してもらいました。ほとんどがルールを覚えたての初心者でしたが、中には相手を待つ間にじっくりと考えを巡らせている児童や戦略性をきちんと理解している児童もいました。最終的に、望月からは2組のペアが、横田からは1組のペアが勝利を上げることができ、まわりから拍手喝采を浴びていました。惜しくも負けてしまった児童も、世界トップクラスのプレイヤーから直接教えを受けることができたことは貴重な経験になったことでしょう。世界選手権優勝の大きなトロフィーを見て子ども達の目が輝いていたのも印象的でした。

 この特別授業を通じて、児童たちはバックギャモンの魅力を改めて知ることができたのではないでしょうか。協会としても「公教育ツールとしての普及を進める」というビジョンを実現できる機会を増やせるよう今後も尽力してまいります。最後に、特別授業の実施にご協力いただいた聖徳学園小学校の先生方に改めて御礼申し上げます。